空港の待ち時間が激減する日は近い? JAL 空港案内にAIを試験導入

JAL 人工知能を活用したサービスシステムを試験導入 チェックインカウンター業務

JAL 人工知能を活用した案内サービスを導入

日本航空(JAL)は2019年3月12日、人工知能(AI)を活用した空港旅客サービス案内の支援システムを成田空港および羽田空港の国際線チェックインカウンターにて試験導入した。

このシステムはAIが空港スタッフの話す音声を正確に読み取り、必要な情報を瞬時にタブレット端末に表示させる。これによりリアルタイムでのやり取りがスムーズになり、案内の待ち時間が減るなど利便性が向上する。

問い合わせにリアルタイムで対応

空港チェックインカウンターのスタッフは、座席のアップグレードや目的地の空港ラウンジの場所、乗り継ぎ便の経由地での手荷物についてなど多岐にわたる問い合わせに対応する。従来は紙の資料や、チェックインとは別のパソコン端末を使って回答していた。

それに対し今回試験導入したシステムでは、AIがスタッフの音声から判断した答えを瞬時にタブレット端末に表示させることにより乗客の待ち時間が大幅に削減されるほか、スタッフと乗客双方のストレスフリーにも寄与する。

なおJALは2019年3月末まで試験導入を継続し、その後成田空港・羽田空港での本格導入を検討する。

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