マイケルファンイベント 平戸の東山さんダンス披露へ

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 長崎県平戸市紐差町の自営業、東山ひろみさん(26)は、米国の人気歌手、故マイケル・ジャクソンさんのファンが集いパフォーマンスを披露するダンスイベントに長崎県内からただ1人挑戦する。23日に大阪市で開かれる本番を前に最終調整をする東山さんは「今年はマイケルの没後10年。一人でも多くの人に魅力を伝えたい」と意気込みを語る。

 午後10時すぎ、営業が終わった実家の居酒屋宴会場。曲を流しながら足の使い方や体の角度を決め、緊張で観客への目線がずれないよう、鏡を見ながらポージングを確認していく。気が付くと3~4時間はあっという間だ。全国から一流のパフォーマーが集まることから、出場は無理だろうと諦めていたが「あこがれのマイケルに少しでも近づきたい」という思いや、家族の応援もあり20代の思い出にと、初めて応募し、夢がかなった。

 イベントは、大阪と東京で年2回開催。動画の事前審査を通過した東山さんら5組が出場し、好みの曲に合わせて5分以内でダンスを披露する。

 幼いころから踊るのが好きだった東山さんは、小学5年のときテレビで見た動きや表現力に魅了され、インターネット動画などを参考に振り付けを身に付けた。

 長崎県立平戸高卒業後、アルバイトをしていたが、仕事上のトラブルのため、自宅に引きこもりがちの日々を送るようになった。転機は20歳。ダンスの実力を知る知人から地元の祭りに出てほしいと頼まれ、一度だけの約束で披露した。予想以上の盛り上がりに驚き、自信を取り戻すきっかけともなった。

 9月には東京で暮らすダンサーの夫(38)が平戸に移住予定。「地元の子どもからお年寄りまでマイケルの音楽などを通じ、2人でダンスの楽しさを広めたい」。夢はさらに広がる。

鏡を前にポージングの練習をする東山さん=長崎県平戸市紐差町