昨季は“王柏融超え”で台湾首位打者 ラミゴ主砲「自分も日本でプレーしたい」

台湾ラミゴのチェン・ジュンシュ【写真:篠崎有理枝】

ロッテとの強化試合で来日「もっとレベルを上げなければいけない」

 台湾のラミゴモンキーズは15日、ZOZOマリンスタジアムでの交流試合でロッテと対戦。主砲のチェン・ジュンシュ内野手は、2018年シーズンCPBL(台湾プロ野球リーグ)で日本ハムの「大王」こと王柏融(ワン・ボーロン)外野手を抑えて首位打者を獲得した好打者だ。

 王柏融は2016、17年と2年連続4割超えの成績を残し、昨季終了後に日本ハムに移籍。チェンは昨季、その「大王」を超える打率.375で首位打者を獲得。好成績を残せた理由について「体の調整が上手くでき、1年を通して打撃の調子が良かったからです」と話し、笑顔を見せる。

 2018年11月に行われた侍ジャパンとの壮行試合には、チャイニーズ・タイペイ代表として出場。笠原祥太郎投手(中日)から二塁打、高梨雄平投手(楽天)から本塁打を放ったが、それでも日本の投手はレベルが高いと感じている。

「球のスピードが速く、真ん中にどんどん投げてくる印象を受けました。自分も日本でプレーしたいと思っていますが、そのためにはもっとレベルを上げなければいけないと思います」

 14日には、王柏融とご飯を食べに行ったという。

「特に内容のある話ではなく、世間話を楽しみました。久しぶりに会いましたが、元気そうでした。王選手は常に高いレベルを目指して頑張っている人だったので、日本でもいい成績を残してくれると思います」

 2年連続台湾一に輝いたラミゴモンキーズ。3連覇のためには、王柏融が抜けた穴を埋める、チェン・ジュンシュ内野手の活躍が不可欠だ。(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

© 株式会社Creative2