「手話は言語」条例制定 理解、活用期待の声

 県議会と宮崎市議会は15日、手話を言語と認めることを盛り込んだ障害者の意思疎通手段に関する条例をそれぞれ可決した。利用促進のための行政の責務や市民の役割を示し、手話の使用が制約されていた過去や手話通訳士ら支援者の育成に努めることなどを明記した。県や宮崎市の制定で、手話を利用できる環境の整備や障害者への理解が広がることが期待され、当事者らは「共生社会への一歩になる」と歓迎している。

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