新名称「十八親和銀行」来年10月合併 本店は長崎市

©株式会社長崎新聞社

 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)傘下の親和銀行(佐世保市)と十八銀行(長崎市)が2020年10月に合併し発足する予定の新銀行について、名称を「十八親和銀行」とする方針を固めたことが15日、分かった。新銀行の本店は長崎市の十八銀本店に置く。
 19日にも開く各行の取締役会で決定し、公表する。関係者によると、長年親しまれた名称をどちらも残すことで地域密着を貫く姿勢をアピール。ライバル行同士の合併だけに行内融和を図る意図もある。
 新銀行の本店所在地を巡っては、県庁所在地や経済規模などを踏まえ長崎市を選択。県内第2の都市の佐世保市にも拠点機能を持たせる。
 当初は、FFGと十八銀が4月1日に経営統合した後、新銀行の名称や本店所在地を決める予定だったが、顧客や行員の準備期間を十分に取って合併作業をスムーズに進めるため、決定を前倒しした。
 十八銀は1877(明治10)年、全国18番目の国立銀行として創立し、97(明治30)年に現在の名称となった。一方、親和銀は79(明治12)年創業の第九十九国立銀行が前身。1939(昭和14)年の設立時、当時海軍大臣だった米内光政(後の首相)が「親和」と揮毫(きごう)した書が今も本店に残る。
 FFGと十八銀は2016年2月、経営統合に基本合意。公正取引委員会は県内の企業向け貸出金シェアが過度に高まることを懸念し、審査が難航した。公取委は18年8月、他の金融機関に対する計1千億円近くの借り換え(債権譲渡)を条件に、統合を承認した。

ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)傘下の親和銀行(佐世保市)と十八銀行(長崎市)