高杉真宙&竹内愛紗、“年の差”&“身分差”の恋愛はあり? なし?

高杉真宙&竹内愛紗、“年の差”&“身分差”の恋愛はあり? なし?

3月18日からフジテレビの動画配信サービス・FODで配信がスタートするドラマ「高嶺と花」。ハイスペックなのに、高慢な“俺様キャラ”の御曹司・才原高嶺(高杉真宙)と、明るく庶民的な女子高生・野々村花(竹内愛紗)が繰り広げる“年の差”&“身分差”ラブコメディーだ。劇中では10歳差、実際は5歳差の2人に、撮影エピソードやドラマの見どころ、そして恋についても質問。直撃インタビューを敢行した。

──「高嶺と花」の台本を読んだ印象は?

高杉「まず、原作の漫画を読ませていただいてから台本を読んだんですが、原作は、2人のテンポ感や、お互いが相手より上位に行こうとする“せめぎ合い”が本当に面白くて。少女漫画ならではの胸がキュンキュンするポイントもありますけど、最初に思ったのは“男子でも読めるギャグ要素の強い面白い漫画だな”ってことですね。僕が演じる高嶺は、26歳の会社員でスーツを着た残念な御曹司という役柄。今まで、高嶺のような“俺様キャラ”の役をあまり演じたことがなかったので、どう演じたらいいのか想像がつきませんでした」

竹内「私も漫画から読んだんですけど、高嶺さんと私が演じる花ちゃんのテンポ感と、花ちゃんの表情がすごく変わるのがいいな、と思いました。喜怒哀楽のいろんなパターンがあって。だから、それを実写化するときに花ちゃんらしさを崩さないように、研究が必要だなと思いました。あとは、10歳も年上の御曹司の高嶺さん相手に、“ここまで言っちゃうんだ!?”とも思いました(笑)」

──役作りで心掛けたことはありますか?

竹内「花ちゃんはコロコロ表情が変わるので、高嶺さんが言ったことに反応する時も、自分から何かを言う時も、表情がカブらないように意識しました。それから、これまで暗い子を演じることが多かったんですけど、花ちゃんは明るいですしセリフ量も多かったので、高嶺さんに負けを譲らないテンポ感を出すためにも、かまないように必死で練習しました」

高杉「原作が少女漫画なので、カッコつける所は面白く滑稽に、逆にカッコつけていない所でカッコつけるべきだと思っていました。まあ、カッコつける部分が8割ではありますけど(笑)、そこが面白おかしくなればいいなと思って、花ちゃんと同じで表情を大きくしたり、演技を大げさにしたり、監督とも相談しながらリハーサルでも何度も確認して作っていきました」

──第1話から壁ドンあり、キスシーンありと、盛りだくさんですが、お二人が好きなシーンは?

高杉「僕は、出会いのお見合いのシーンがすごく好きでしたね。そこから『毛ほどの興味もない』っていうセリフが、何回か出てくるんですけど、そのセリフがすごく好きで。特に2回目に花ちゃんが言う時がカッコよかった。なんか“姉御”って言いたくなる感じで。元々花ちゃんには姉御気質なところありますけど、力強い意志が感じられました」

竹内「私も、お見合いのシーンは見どころのひとつだと思っています。高嶺さんを初めて見た時は、すごくカッコいいし、キラッキラで“うわぁ~”ってなるんですけど、話してみると、そのルックスのイメージとは真逆の性格で(笑)。言いたいことは全部言うし、それが全部当たってるし、それで花ちゃんは怒っちゃうんです。でも、そこからいろいろと物語が始まっていくので、最初に“思いっきり裏切られる感じ”っていうのが面白くて、いいなと思いました」

──竹内さんは、オーディションでヒロインの座を勝ち取りました。どんなアピールをしたのですか?

竹内「とにかく、花ちゃんの明るく引っ張っていく感じを出すためにも、元気よくいこうと。会場に行く時から明るい曲を聴いてテンションを上げて…。今回は、自分の感情を全部出して、普段の私を見ていただこうという気持ちで臨みました」

──その元気のよさで、“人見知り”だという高杉さんの殻も破ったんですか?

竹内「どうなんでしょうか(笑)。でも、撮影の後半はだいぶしゃべりましたよね?」

高杉「そうだね。実は僕、同い年から年下の人が一番緊張するんですよ。年上の方の方が話しやすくて。どうしても僕自身が殻にこもるところがあって…。だから、最初の方はどんな話をしたのか、全然覚えていなくて(笑)」

竹内「最初は、私も緊張していたので同じです。でも、その分、後半はいろいろなことをお話できて楽しかったです」

──高杉さんから見た花、竹内さんから見た高嶺の、“ここが一番好き”というところは?

高杉「花ちゃんがすてきだなと思うところはたくさんありますけど、特にいいなと思ったのは“支えてくれる強さ”です。年齢は10代ですけど、たくましさもありますし、力強くて。力強さって、恋愛において重要な要素じゃないかと思うんです。高嶺も花ちゃんのそんなところにひかれたと思いますし、僕自身もすてきだなと思います」

竹内「高嶺さんってすごいカッコつけるし、すごい俺様キャラで、最初はそれで(花が)ウィッグを投げつけちゃったりもするんですけど、ちょこちょこ見せる高嶺さんなりの優しさがあって。それが、不器用だけどかわいらしいんですよね。私はそこが好きです」

──お二人にとって、高嶺と花のような“年齢差”や“身分差”の恋は、障害になりますか?

高杉「どうなんですかね。これまであんまり考えたことはなかったですが、男としては、それくらいの壁は、カッコよく飛び越えていきたいです」

竹内「高校生にとって10歳年上って“すごく年上”って感じると思います。身分というのは、そんなに違う人に出会ったことがないので、私個人としては想像しにくいです。ただ、花ちゃんは、高嶺さんだから好きになったし恋愛できたのかなと思います」

高杉「確かに、高嶺は頭の中が中高生だから成り立ったのかなっていうのはあるかもしれないですね(笑)」

──最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

高杉「30分×8話という限られた枠の中で、どれくらい原作に近づけられるか、原作ファンの皆さんにも納得していただけるか、ということも意識しながら演じました。配信ドラマらしく何度でも見たくなるような、気持ちのいいテンポとすてきなシーンが詰まった作品に仕上がったと思っています。高嶺と花の、息の合った掛け合いを楽しんでいただきたいです」

竹内「せっかくの配信ドラマなので、高嶺と花の2人の関係が、かわいらしかったり、愛おしくなって“また見たい”“何度も見たい”と思っていだだけるようなキャラクターや作品作りをみんなで頑張りました。いろいろな表情を見せる花ちゃんにも注目していただき、巻き戻しながら何度も見ていただけたらうれしいです!」

【プロフィール】


高杉真宙(たかすぎ まひろ)
1996年7月4日生まれ。福岡県出身。蟹座。A型。4月2日スタートの連続ドラマ「賭ケグルイseason 2」(TBSほか)と5月3日公開の「映画 賭ケグルイ」、年内公開の映画「超・少年探偵団NEO–Beginning-」に出演。

竹内愛紗(たけうち あいさ)
2001年10月31日生まれ。福島県出身。蠍座。AB型。17年に芸能界デビューし、「明日の約束」(フジテレビ系)でドラマ初出演、「リベンジgirl」(17年)で映画初出演を果たす。映画「犬猿」(18年)にも出演。

【番組情報】


「高嶺と花」
FOD
毎週月曜更新

女子高生の花(竹内)は、姉・縁(出口亜梨沙)の“替え玉”としてお見合いをすることに。現れた御曹司の高嶺(高杉)は超絶イケメンで、花は胸をときめかせる。だが、高嶺は横柄で花に暴言を吐き、怒った花は啖呵を切り…。

取材・文/鈴木知子 撮影/藤木裕之
ヘア&メーク/本間有香 スタイリング/寒河江健

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