姉弟でエアロビ世界大会へ 今村さん座間市役所訪問

遠藤市長(右端)から激励を受けた今村菜子さん(左から2人目)と一歩さん(同3人目) =座間市役

 姉弟そろってエアロビックの世界大会に出場する神奈川県座間市在住の今村菜子(なこ)さん(18)=県立麻溝台高校3年=と、弟の一歩(いっぽ)さん(15)=同市立相模中3年=が15日、座間市役所を訪れ、遠藤三紀夫市長から激励を受けた。

 エアロビックは、音楽に乗せてステップやジャンプなどを繰り広げ、技の難度や正確性、芸術性を競う競技。昨年11月に開催された全国大会「スズキジャパンカップ2018」で、菜子さんは18歳以上の「シニア」のグループ部門で2位入賞、一歩さんは17歳以下の「ユース2」の男子シングル部門で優勝を果たし、ともに4月に東京・大田区で開かれる第30回エアロビック世界大会への出場を決めた。

 菜子さんは「シニアの部門に入ってから初めての世界大会になるので、決勝進出ができるように練習してきた。練習の成果をしっかり出したい」、一歩さんは「今シーズンは世界大会の決勝進出を目標に頑張ってきた。自分の力が100パーセント出せるように頑張っていきたい」と、それぞれ意気込みを語った。

 菜子さんは幼いころ、自宅近くの体育館で行われていたエアロビックに出合い「楽しそう」と思ったのがきっかけで始めた。一歩さんは菜子さんの練習が終わるのを待ちながら見ていたエアロビックに興味を持ち、5歳から打ち込んできたという。

 遠藤市長は「若い力を存分に発揮していただき、悔いのない演技をしてください」と激励した。

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