ドジャース・カーショウ 開幕に間に合わない見込み 監督が発言

日本時間3月16日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、エース左腕のクレイトン・カーショウが開幕に間に合わない見込みであることを明らかにした。ロバーツは日本時間3月29日のダイヤモンドバックスとの開幕戦に誰を先発させるかまだ決めていないものの、今のところ、左腕のリッチ・ヒルが最有力候補となっているようだ。

カーショウは左肩の炎症により調整が遅れており、日本時間3月15日に行ったブルペンでの投球練習では、速球を投げるのみにとどまった。日本時間3月19日にもブルペンでの投球練習が予定されており、そこでは変化球も交えて投球を行うという。まだオープン戦では一度も登板しておらず、実戦登板は早くても来週末になると見られる。開幕まで1週間を切ったところでようやく実戦登板ができる状況であり、開幕戦での登板は現実的ではない。

指揮官はカーショウの9年連続開幕投手の可能性について「難しいだろうね」とコメント。「ドアを閉ざしたいわけではないけれど、カレンダーを見ると、その可能性はどんどん低くなっていると言わざるを得ない」と複雑な心境を吐露した。ただし、カーショウの今後の調整次第では、先発ローテーションの1周目にカーショウが登板する可能性があることを否定しなかった。

「クレイトン(・カーショウ)については、どんなことだって起こり得ると思っている。彼は毎年開幕投手を務めてきたわけだからね。でも、我々は彼とチームにとって正しい判断をしなければならない。まだ決めたわけではないけれど、(開幕投手は)リッチ・ヒルになるかもしれない。他の健康な投手たちも候補になるよ」とロバーツ。もしカーショウ以外の投手が開幕投手を務めることになれば、ロバーツ政権下では初めてのこととなる。

昨年11月に3年9300万ドルでドジャースとの契約を延長したカーショウ。その期待に応えるためには、焦らず万全の状態で今季初登板を迎えるのが得策と言えそうだ。

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