行方不明資料1点見つかる 長崎歴史文化博物館

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 長崎歴史文化博物館(長崎市立山1丁目)の収蔵資料3点が行方不明になっている問題で、県は15日、江戸時代の資料「安南国金札写」が館内で見つかったと明らかにした。
 同資料は、安南(ベトナム)国王が長崎奉行に送った書状の写本。県によると昨年10月、文書収蔵庫内の棚と床の隙間に挟まっているのが見つかった。損傷はないという。江戸時代の「平戸・大村・富江・福江領地図」と明治時代の文書「長崎商工会議所章程」は依然行方が分かっていない。
 長崎歴文博は2016年度から約8万1千点の収蔵資料の点検を進めており、同日までに約53%の資料を確認した。県によると、資料を持ち出した場所に目印の「代本板」を置くことなどを盛り込んだ資料管理の手引書を作り、再発防止を図る。