取手市所蔵の逸品蔵出し 寄贈由来調べ展示 18日まで

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取手にゆかりのある作家の作品が並ぶ=取手市新町

取手市ゆかりの作家の作品を展示する「明日へと繋(つな)ぐ特別展」が、取手市新町の取手アートギャラリーきらりで開かれている。市が所蔵しているものの、飾られることがなかった作品を、美術ボランティアと共同で調査し、展示した。18日まで。

展示されているのは、取手の風景を描いた絵はがきの原画や、メッセージ性の強い作品を発信した寺田弘仭(こうじん)氏の日本画、服部正一郎氏の洋画など計51点。日本画家で元東京芸術大学長の平山郁夫氏のリトグラフ20点も飾られている。

市の収蔵室には寄付された作品が多く眠っていたが「なぜ市に寄贈されたか」「取手とゆかりのある作家なのか」など、判然としないものもあった。

そのため、市文化芸術課が「単なる収蔵品を展示するのではなく、絵に関する情報を充実させたい」として昨年、市内の美術ボランティア団体「文化工房ふじしろ」と調査を行った。

同工房の大畑久子事務局長は「絵は皆さんに見ていただいて初めて完成するもの」と意義を語る。いまだ詳細が分からない展示作品の情報も求めている。

ギャラリーは本展示を最後に閉館し、JR取手駅西口のビルに来年度、再オープンする予定。入場無料。午前10時〜午後6時(最終日は同4時まで)。
(鈴木里未)