レジ袋禁止で揺れるまち、家庭の不要バッグを無料配布に反響

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「エコバッグシェア」に取り組む亀岡市環境事業公社(京都府亀岡市)

 家庭で不要になったバッグを収集し、希望者へ無料配布する「エコバッグシェア」を、公益財団法人・亀岡市環境事業公社(京都府亀岡市)が進めている。亀岡市は今夏のレジ袋有料化、来夏にプラスチック製レジ袋禁止を打ち出しており、市民の助け合いでバッグ持参率向上を目指す。

 公社は昨年末から市民負担の軽減策を検討してきた。エコバッグはプラスチック製が多く、「オリジナルバッグを製作し、配布する取り組みは、かえって環境に悪い」と判断した。自宅に眠るバッグを「資源」と捉え、シェアを始めた。

 2月2日の地域イベントでは、事前に無料配布と寄贈を市民に告知し、初めてブースを設けた。シェアは反響を呼び、1人で5点以上のバッグを持ち寄った参加者もいた。公社は「予想外の反応に驚いた。新品のバッグを企業や団体から粗品としてもらい、家庭で大量に眠っていたのではないか」と話す。

 イベントが好評だったため、公社はシェアの継続を決めた。市民にバッグや風呂敷、かごの提供を呼び掛ける一方で、希望者に事務所で配布する。今後、イベントを通して、シェアを拡大する。

 公社の上田賢・環境学習コーディネーターは「新品を購入するよりも環境に優しい。レジ袋禁止の賛否を含めて多様な意見があるなか、まずは市民間で環境保全を進めたい」と話す。公社0771(23)1213。