日立でこども芸術祭 日立二高書道部がパフォーマンス 新生活へ 書でエール

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県立日立二高書道部が繰り広げた書道パフォーマンス=日立市幸町

■園児や小中生の琴演奏も

日立市の子どもたちによる文化の祭典「ひたちこども芸術祭」(同推進委員会、市主催)が9、10の両日、同市幸町1丁目の日立シビックセンターで開かれ、日頃の活動の成果を発表するとともに、親子連れなどが文化芸術体験を楽しんだ。10回目の節目として、茨城県立日立二高書道部は書道パフォーマンスを披露した。

同芸術祭は、2008年に県内各地で開かれた国民文化祭の取り組みを継承し、将来の文化芸術活動の担い手を育成する狙いで09年度に始まった。本年度で10回目となり、市文化少年団加盟団体を中心に計32団体が参加。同センター内のアトリウムやギャラリー、音楽ホールで踊りや太鼓演奏、そろばんや生け花、ボードゲームの体験などが繰り広げられた。

日立二高書道部は初めて参加。1、2年生の部員11人のうち10人が出演し、大勢の見物客が集まったアトリウムで書道パフォーマンスを展開、音楽に合わせて豪快な筆遣いを披露した。新生活を始める人たちへのエールをテーマに文字を選び、音楽に合わせて「飛翔」や「旋風」「疾風」「薫風」をさまざまな書体でしたためたほか、森山直太朗さんの「さくら」を流しながら、黒い紙にピンクの墨で歌詞を書き込んだ。

部長の早見芽(めばえ)さん(16)は「こんなに多くの人の前でパフォーマンスするのは初めてだったが、みんなまとまって書けた」と笑顔を見せた。作品は24日までアトリウムに展示される。

市文化少年団おこと子供教室の子どもたちは琴のみやびな音色を響かせた。幼稚園児から中学2年生までの団員13人のうち、この日は10人が出演し、「きらきら星」や「荒城の月」など4曲を歌を交えて演奏し、聴衆から大きな拍手を送られた。

同教室は佐藤美知子さん(68)などの指導で十王交流センターと塙山交流センターで各月1回練習しており、地域の敬老会などにも参加している。幼稚園年長から9年目になる高萩市立高萩中2年、木村那奈美さん(14)は「緊張せずに練習の成果を出せて良かった。弾けなかった曲ができるようになるのは面白い」と話した。(川崎勉)