ラグビーW杯を盛り上げよう 横浜でフェスタ、対抗戦

ディフェンスを振り切り逆転トライへ独走するU16神奈川のセンター田中翔選手=横浜市保土ケ谷区

 9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)を盛り上げようと、神奈川県や県ラグビーフットボール協会は16日、横浜市保土ケ谷区の保土ケ谷公園ラグビー場で「かながわラグビーフェスタ」を開いた。恒例となるU16(16歳以下)の神奈川対群馬の対抗戦が行われたほか、県内高校ラグビー部のOB・OGの試合も行われた。

 U16の対抗戦は、神奈川が1トライを決め先行するも後半返され同点に。試合はもつれ込み残り10分。センター田中翔選手(法政二高)にボールがつながると、群馬のディフェンスを振り切り独走の逆転トライ、ゴールも決まり、12対5でノーサイドとなった。

 「みんなで『取り返すぞ』という気持ちが一つになった」と田中選手。決勝戦が横浜で開催されるW杯に「いい形でつながった」とはにかんだ。

 県高体連ラグビーフットボール専門部の青木雅仁委員長は「スポーツは若い層が盛り上がることで全体が活気あふれる。詳しく知らない人も多いスポーツだが、W杯をきっかけに多くの人に楽しさを知ってもらいたい」と期待を込めた。

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