卓球Tリーグ、初代王者をかけた戦い KM東京と岡山のベンチを一挙紹介

写真:張本智和(左・木下マイスター東京)・上田仁(岡山リベッツ)/撮影:ラリーズ編集部

<Tプレミアリーグ2018/19シーズン 3月17日(日) 両国国技館>

17日、ノジマTリーグの木下マイスター東京(以下、KM東京)と岡山リベッツ(以下、岡山)によるプレーオフファイナルが、13時より両国国技館にて行われる。記念すべきTリーグ初代チャンピオンの栄冠を手に入れるのはどちらになるのか。KM東京はレギュラーシーズン終盤非常に苦しい日々を過ごしたが、岡山との直接対決を制し首位でレギュラーシーズンを終えた。岡山は一歩及ばずも終盤の猛追と層の厚さはリーグ戦を大いに盛り上げてくれた。過去の対戦成績はKM東京が4勝3敗で勝ち越しているが、両国の舞台では何が起こるかわからない。

KM東京 vs 岡山 前回の対戦

KM東京と岡山は前回、2月23日に立川市(アリーナ立川立飛)で対戦しており、その際はマッチカウント3-2でKM東京が勝利を収めている。森薗政崇と三部航平(岡山)の今季初ペアが先勝するも、その後は個人戦で白星を奪い合う展開となった。もつれ込んだヴィクトリーマッチ(延長戦)を水谷隼(KM東京)が苦しみながらも制し、KM東京の勝利で幕を閉じた。

前回のスコア KM東京 3-2 岡山
張本智和/大島祐哉 0-2 森薗政崇/三部航平○
7-11/9-11

○水谷隼 3-2 林昀儒
7-11/5-11/12-10/11-7/11-9

侯英超 0-3 イムジョンフン○
6-11/11-13/7-11

○張本智和 3-0 吉村 和弘
11-6/11-3/11-6

○水谷隼 1-0 イムジョンフン
15-13

2/24 KM東京 vs 岡山 ベンチ入り選手の紹介

※2/22時点の発表。()内はTリーグランク
■KM東京
水谷隼(S)
田添健汰(AA)
松平健太(S)
張本智和(S)
大島祐哉(AAA)
侯英超(A)

KM東京は、前回対戦時と同じような布陣が予想されるベンチ入りメンバーだ。ダブルスでなかなか結果が出ていないが、今回は安定感のある水谷隼と大島祐哉の起用となるか否か。個人戦は水谷隼、張本智和に大きな重圧がかかる。

■岡山
上田仁(AA)
吉村和弘(AA)
吉田雅己(AAA)
森薗政崇(AAA)
イサンス(S)

対する岡山は、ダブルスペアを上田仁、森薗政崇に戻して盤石な勝利体制を築く。シングルスはイサンスやKM東京に相性がいい吉村和弘を中心に臨むか。

3/17 KM東京 vs 岡山 見どころの詳細

KM東京は、2/24の岡山戦での勝利から大きなメンバー変更はない。シングルスの張本智和、水谷隼の二枚看板が中心になるだろう。不安要素はやはりダブルス。シングルスで3勝が計算できる体制で臨む必要がある。

対する岡山は上田仁・森薗政崇ペアで手堅く1勝を得たい。シングルスだと力の差があるが、イサンスや吉村和弘を中心にして、両国という特別な舞台を味方につけながらなんとか粘りたいところだ。

この試合で勝利した方がTリーグ男子初代チャンピオンに輝く。KM東京にとっては完全優勝に向けて負けられない戦いであり、岡山は前回対戦のリベンジを果たして何としてもチャンピオンの座をつかみたい。歴史に名を刻む初代チャンピオンの座をかけた、KM東京対岡山の試合から目が離せない。

文:ラリーズ編集部

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