英離脱に揺れる花の王国オランダ

コスト増、商品価値低下も

©一般社団法人共同通信社

オランダ・アムステルダムでチューリップ業界団体が輸出振興などのために開催した「チューリップの日」イベント=1月(共同)

 世界最大の花の輸出国で「花の王国」と呼ばれるオランダが、英国の欧州連合(EU)離脱に揺れている。主要輸出先の英国が「合意なき離脱」をした場合、英EU間の流通の混乱で輸送が遅れて商品価値が下がりかねない。対策を講じればコストに跳ね返る。花き業界団体は輸出業者に「最悪の状況に備えよ」と促している。

 オランダ花き仲卸・買参者連盟(VGB)によると、同国の昨年の花と植物の輸出額は60億ユーロ(約7600億円)超。英国はドイツに次ぐ第2の輸出先で8億2500万ユーロ(約1千億円)の大市場だ。春は特にオランダの象徴、チューリップの輸出が最盛期となる。