元首相ら対象に口述調査着手へ

国立公文書館が歴史検証

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 国立公文書館は2019年度から、重要政策の決定に関わった歴代の首相経験者らを対象に、インタビューにより口述記録を残す「オーラルヒストリー」の調査を始める。同様の調査は研究者を中心に行われてきたが、国の機関が実施するのは初めてという。公文書だけでは読み取れない背景事情を浮かび上がらせ、より深みのある歴史検証につなげる狙いがある。

 オーラルヒストリーは「公文書を補完する資料」との位置付け。公文書館の関係者は、行政機関トップだった首相経験者から政策決定の舞台裏に関する証言を得ることで「歴史の空白を埋められる」と強調する。