週の中頃は春本番の暖かさ 週末にかけては桜の開花ラッシュへ

ウェザーマップ予想のさくら開花前線

 17日(日)は、西日本や東日本を中心に大気の状態が不安定で、落雷や突風、急な強い雨に注意が必要だ。また、この先一週間は、週の中頃にかけて全国的に気温が高くなるのが特徴で、各地から桜の開花の便りが続々と届く見込み。

17日夕方の発雷確率(上)と午後6時の雨と雪の予想(下)

 17日は、日本付近に流れ込んでいる上空の寒気の影響で、西日本や東日本を中心に大気の状態が不安定になっている。午後4時現在、中国地方から関東にかけての所々で雨雲が発生し、松江や金沢では直径8ミリのひょうも観測された。17日夜にかけても大気の不安定な状態が続き、各地で急な強い雨や落雷、突風、ひょうに注意が必要だ。また、東日本の内陸では雪が降り、積もる所もある見込みで、車の運転などにも注意が必要となる。

全国の週間天気予報

 この先一週間は、日本付近を数日置きに低気圧や前線が通過し、天気は周期的に変化しそうだ。19日(火)は西日本太平洋側を中心に雨が降り、21日(木)の春分の日は全国的に天気が崩れる見込み。

 また、気温は平年並みか高く、特に週の中頃は4月中旬から下旬並みの暖かさの所が多くなりそうだ。その陽気で桜のつぼみも膨らみ、週の後半にかけては九州や中国、四国、東海から関東にかけての各地で開花ラッシュとなる見込み。
 ウェザーマップが14日(木)に発表した開花予想では、最も早いのは福岡と高知で20日(水)、その後21日(木)春分の日には東京、横浜、名古屋などで開花する予想となっている。(気象予報士・佐々木聡美)

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