爆発的スピード、両足使い、運動量 ブレイク中のヨビッチは何がすごいのか

ループシュート放つヨビッチ photo/Getty Images

ヨーロッパリーグ・ベスト16でインテルを下す決勝ゴールを決めたフランクフルトFWルカ・ヨビッチはバルセロナも関心を示すメガタレントに成長したが、どこに魅力があるのか。

ブンデスリーガ公式が特集しているが、1つは両足使いということだ。今季はリーグ戦で15の得点を決めているが、内訳は右足で6点、左足で6点、ヘディングで3点とバランスが良い。独『Transfermarkt』もヨビッチの利き足を両足と表記している。これは相手DFも的を絞りにくいだろう。

スピードも魅力だ。今季はクリスティアーノ・ロナウドと並ぶ33.7kmのトップスピードを記録しており、このスピードはカウンターアタックでも威力を発揮する。インテルを撃破したゴールも相手DFがボールの処理を誤ったところに猛スピードで詰めて奪い去っている。

さらにFWながら1試合平均の走行距離は9.8kmを記録し、スプリントも平均21回を記録。運動量もあり、スピードを活かした上下動も相手DFを撹乱する武器だ。ドリブルも今季は56回仕掛けており、成功は25回、ファウルを獲得した数も29回となっている。前を向いて仕掛ける姿勢があるのも魅力だ。

ビッグクラブへ向かうのは確実だが、スピード、運動量、両足使いと、ワールドクラスのストライカーになる要素が詰まった選手と言えるだろう。

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