日ハム金子、4回9K無失点「出来過ぎ。自分の投球ができた」

日本ハム・金子弌大【写真:荒川祐史】

5回先頭で本塁打王デービスK斬り「打者を見ずに自分の球を投げると意識した」

 日本ハムの金子弌大投手が17日、アスレチックスとのプレシーズンゲーム(東京ドーム)で5回からは2番手として登板。毎回2三振を奪うなど4回9奪三振3四球、3安打無失点と力投した。「9奪三振は出来過ぎ。ストレートはコースに投げられましたし、チェンジアップも腕を振って投げられたので、空振りを取れて三振につながった」と振り返った。

 両コーナーへの制球、決め球のチェンジアップが威力を発揮した。「相手も僕のことを知らない。どんな球が来るか分からない状況での試合。なかなか今日の試合は参考にならない。でも、自分の投球というか、コースを球を投げる、低めに変化球を投げるのはできた。それは良かったなと思っています」と浮かれる様子は微塵も見せなかった。

 5回先頭で本塁打王・デービスから三振を奪ったが、7回先頭では左前打を許した。「打席目は運良く三振を取ることができたんですけど、2打席目はヒット。甘い球を逃してくれないな、さすがだなと思いました。日本人とは違う構え、タイミングのとり方だったので、その辺はちょっと若干戸惑いはあったんですけど、そういう時は打者を見ずに自分の球を投げると意識した。1打席はうまく行ったかなと思います」と振り返った。(Full-Count編集部)

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