強豪の東海大北海道 春季キャンプ 諫早市第1野球場

 昨年7月に供用開始した長崎県諫早市久山町の市第1野球場で、東海大北海道キャンパス硬式野球部(札幌市)が春季キャンプを実施し、約100人の部員が汗を流している。同球場では2月から3大学が順次キャンプを実施しており、充実した設備と環境で好評を得ている。

 東海大北海道は一昨年の全日本大学選手権で4強入りした大学野球の強豪。昨年7月に就任した佐世保市出身の日下部憲和監督(66)が旅行代理店に相談し、キャンプ地に諫早市を選んだ。グラウンドの質が良く、変化球対応のピッチングマシン、バッティングケージなど設備の充実が決め手になったという。

 東海大北海道は12日にキャンプイン。16日は長崎日大高、17日は長崎国際大とオープン戦を実施した。日下部監督は「温暖で素晴らしい環境。完成が近い第2野球場に加えて室内練習場があれば、プロもキャンプできるのでは」と高く評価する。

 選手は、いこいの村長崎(諫早市高来町)に宿泊。松永遼介主将(21)は「食事がおいしく、送迎もあり、野球に集中できている」と喜んでいる。キャンプは25日に打ち上げる予定。

 諫早観光物産コンベンション協会によると、2月には千葉経済大、3月上旬はびわこ成蹊スポーツ大がキャンプを実施。県内外の大学、社会人チームの合宿も増えている。同協会は「市などとも協力し、環境と設備をさらにPRしていきたい」としている。

春季キャンプで汗を流す東海大北海道の野球部員=諫早市第1野球場

© 株式会社長崎新聞社