広島ジョンソン、“ノーノー”で不安払拭 6回0封「全球種でストライクが取れた」

広島のクリス・ジョンソン【写真:荒川祐史】

12日の日本ハム戦では2回6失点KOと不安を残していたジョンソン

■広島 0-0 オリックス(オープン戦・17日・マツダスタジアム)

 広島のクリス・ジョンソン投手が17日、オリックスとのオープン戦に先発し6回無安打無失点、5奪三振の好投。前回登板から見事に修正し開幕に向け盤石の投球を見せた。

 ジョンソンは初回から3イニング連続で3者凡退に仕留めるなどオリックス打線に的を絞らせずノーヒットピッチングを続けた。4回は先頭の福田に四球を与えこの試合初めて走者を背負ったが1死二塁から頓宮、吉田正を二ゴロに抑え無失点。5、6回も危なげない投球で3者凡退と完璧の内容だった。

 最速149キロの直球にスライダー、カーブ、チェンジアップをコーナーに集める文句のつけようのない投球に「全球種でストライクが取れたこと、早くバッターを振らせて守備陣に守らせることで球数も少なく6イニングしっかりと抑えることができた」と、6回78球の省エネ投球を振り返った。

 12日の日本ハム戦では2回7安打6失点で降板し開幕に向け不安を残していたが、この日は見事に修正。「ブルペンの中で基本的な投球動作の確認できた。それに伴ってコンディショニングできたことがこのゲームに生かせた」と胸を張った。

「これからはイニング数を伸ばしていって、自分のコンディショニングを上げていく。長くゲームの中でイニングを投げれるような状態に持っていくだけだと思っている」

 4年間で通算46勝を挙げ16年には沢村賞にも輝いた助っ人左腕が開幕まで残り2週間を切り着実に状態を上げてきた。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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