Jプロツアー2019 第1戦・修善寺ロードレースでオールイス・アルベルトが優勝

2019Jプロツアー第1戦 表彰式

2019年シーズンのJプロツアーが、日本サイクルスポーツセンターでの「修善寺ロードレース」で開幕した。当日は悪天候の予報が出ていたものの、晴れ間が出るほどの天気に恵まれた。しかし冷たい風が吹き続け、体感温度は低めの中でのレースとなった。

コースは5kmサーキットを逆回り。P1クラスタは12周60kmの短距離レースで行われた。

序盤からアタックが繰り返され、石橋学(チームブリヂストンサイクリング)、中田拓也(シマノレーシング )、アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ )らが集団前方で積極的に動く。

4周目終了時に設定された1回目のスプリントポイントに向けて9人が先行し、オールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ )が先頭通過する。その後先行集団が再構成され、新たに8人が先行する。メンバーは、オールイス・アルベルト、ホセ・ビセンテ・トリビオ(以上マトリックスパワータグ )、ハッカー・ロビー、クローム・サム(以上Team UKYO)、石橋学、平塚吉光(チームブリヂストンサイクリング)、中田拓也(シマノレーシング )、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)。メイン集団との差は1分まで広がる。

8周目、2回目のスプリントポイントをホセが取りに行き、オールイスが2番手通過、石橋が3番手通過する。残り3周目となる9周目に入ると、先行集団ではアタック合戦が活発化。最終周回に入るとハッカーがアタック。オールイスとクロームが追従して3人が先行する。ペースアップした後方集団は20秒差まで詰めるが追いきれず、勝負は3人に絞られた。

フィニッシュラインに続く登りを先頭で上がってきたのはオールイス。追いすがるハッカーとクロームを尻目に、ガッツポーズと共にオールイスがフィニッシュラインを超えた。

登りで先頭集団を引くオールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ)

2019 Jプロツアー第1戦
第2回JBCF修善寺ロードレース
日付:2019年3月16日(土)
開催地・コース:静岡県伊豆市 日本サイクルスポーツセンター5kmサーキット(5km/1周)
距離:60km(P1)、80km(E1)、45km(E3)

P1クラスタ 60km
1位 オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ ) 1時間40分56秒
2位 ハッカー・ロビー(Team UKYO) +0秒
3位 クローム・サム(Team UKYO) +5秒
4位 クレダー・レイモンド(Team UKYO) +8秒
5位 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) +8秒
6位 プラデス・ベンジャミ(Team UKYO) +9秒

Jプロツアーリーダー オールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ )

U23リーダー 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
敢闘賞 石橋学(チームブリヂストンサイクリング )

写真・文: 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

スタートした大集団

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