バルセロナにも弱点? 英メディアが考えるマンUが突くべき”3つ”のポイント

CLベスト8に進んだマンU photo/Getty Images

チャンピオンズリーグ準々決勝でバルセロナと対戦することが決まったマンチェスター・ユナイテッドは、いかに優勝候補の一角を崩せばいいのだろうか。マンUはパリ・サンジェルマンを撃破してベスト8へ進んだものの、評判がいいのはバルセロナの方だ。多くの人はバルセロナのベスト4進出を予想していることだろう。

ただし、バルセロナにも弱点はある。英『Squawka』がまず最初に挙げたのはカウンターアタックへの対応だ。恐らくはバルセロナがボールを支配する展開にはなるはずで、マンUが得点を奪うには堅守速攻がカギとなるだろう。同メディアがキーマンに挙げているのはFWマーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャルの2人で、スプリンター2人がどれだけバルセロナ守備陣の背後を取れるかがポイントとなる。

2つ目の弱点は高さだ。バルセロナは今季チャンピオンズリーグで177回の空中戦に挑み、そのうち半分以上となる92回で負けている。リヨンとの決勝トーナメント1回戦2ndレグでも空中戦からバルセロナは失点しており、ここを狙わない手はない。ロメル・ルカク、クリス・スモーリングらがどこまで高さで勝負できるかも重要なポイントだろう。

3つ目の弱点はやや意外だが、バルセロナのスピード不足だ。バルセロナはリヨン戦の2ndレグに出場したFWウスマン・デンベレが左足大腿二頭筋を痛めたようで、1カ月ほど離脱する可能性が出てきている。10日の1stレグは欠場するのではと言われており、同メディアはデンベレを欠いた前線はスピードが落ちると指摘している。怪我の状況次第では2ndレグも間に合わない可能性があり、仮にデンベレが欠場すればマンUにとっては大きい。

同メディアはこの3つを弱点に挙げたが、マンUは突くことができるのか。3つ目のデンベレの問題はともかく、カウンターアタックと高さは確実に活かさなければならない。マンUがどこまで喰らいつけるのか、パリ・サンジェルマン戦のミラクルが再び起きるのか楽しみだ。

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