ユーヴェの不敗神話がついにストップ 敗戦をポジティブに捉える指揮官

タッチライン際から檄を飛ばすアッレグリ監督 photo/Getty Images

ユヴェントスは17日、セリエA第28節でジェノアと対戦し、0-2で敗戦。今季リーグ戦初黒星を喫し、開幕戦から続いていた不敗神話が「27」でストップした。

チャンピオンズリーグ・ラウンド16で大逆転劇を披露したアトレティコ・マドリード戦から中4日ということもあり、マッシミリアーノ・アッレグリ監督はこの一戦で、FWクリスティアーノ・ロナウドやDFジョルジョ・キエリーニ、MFブレイズ・マテュイディといった主力のベテラン勢を何名か温存した。すると、なかなかゴールを奪うことができず、苦しい時間帯が続く。56分にパウロ・ディバラがネットを揺らし、ユヴェントスがついに均衡を破ったかと思われたが、VARにより直前のプレイでオフサイドが発覚。ゴールが取り消しになると、72分、81分と立て続けに失点し、ジェノアに0-2で敗れてしまった。

試合後、『DAZN』のインタビューに応じたアッレグリ監督は「私は別のユヴェントスを期待していたんだがね。いくつかミスを犯し、ゴールを許してしまった。良いパフォーマンスは披露できなかったと思う」と悔しさをにじませた。ただ「すべての試合で、自分たちの能力の最大限を発揮してプレイすることは不可能。でも私が思うに、今日の敗北はチームを良い方向へ向かわせるはず。目を覚まさせてくれたと思うよ。我々はすでにスクデットを獲得しただろうと錯覚していたが、そうではないんだ。あと5勝はしなければならない」ともコメント。この結果をポジティブ捉えているようだ。

ジェノア戦の敗戦で、ユヴェントスは前人未到のセリエA8連覇、そして悲願の欧州制覇へ向けて、改めて気が引き締まったのではないだろうか。今後の戦いにも注目だ。

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