メッシは”CLベスト8″が大の苦手? 2012-13シーズン以降ゴールなし

昨季はローマに敗れる photo/Getty Images

チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でリヨンに勝利し、ベスト8へ駒を進めたバルセロナは誰もが認める優勝候補の一角だ。しかし、ベスト8の戦いには注意が必要だ。対戦相手がパリ・サンジェルマン相手に奇跡を起こしたマンチェスター・ユナイテッドであることもそうだが、FWリオネル・メッシに気になる記録があるからだ。

メッシはリヨン戦の2ndレグでも2得点を記録するなど、相変わらず調子は良い。ただ、メッシにとってチャンピオンズリーグ・ベスト8は鬼門でもある。英『GIVE ME SPORTS』が注目しているが、メッシがベスト8のゲームで最後に得点を決めたのは2012-13シーズンのパリ・サンジェルマン戦1stレグまで遡る。

2013-14シーズンはベスト8でアトレティコ・マドリードと対戦し、メッシの得点がないまま2戦合計1-2で敗北。2014-15シーズンはバルセロナが3冠を達成したシーズンだが、この時ベスト8で対戦したパリ・サンジェルマン戦でもメッシにゴールはなかった。

2015-16シーズンには悪夢再び、アトレティコに2戦合計2-3で敗北。続く2016-17シーズンはユヴェントスに2戦合計0-3で完敗。そして昨季はローマ相手に大逆転負けを喫してしまい、バルセロナは3シーズン続けてベスト8で姿を消している。これらのゲームでもメッシにゴールは生まれず、ベスト8は1つの壁になっている。

昨季ローマに敗れた際には、メッシら主力の一部に疲労が溜まっていたのではないかと指摘された。指揮官エルネスト・バルベルデがターンオーバーをしてこなかったからだ。今季はそれの反省があるはずだが、メッシはやや苦手なベスト8でも大暴れできるのか。この問題が続けばマンUがミラクルを起こすことになるかもしれない。

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