もうグリーズマンはバルセロナに必要ない!? 前線に入るところなしか

アトレティコのグリーズマン photo/Getty Images

先日、仏『L'Equipe』はバルセロナが今夏に再びアトレティコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマン獲得に動く可能性があると報じた。昨夏にもグリーズマン獲得案は浮上しており、一時はロシアワールドカップ開幕前に移籍が完了するのではないかとの見方もあった。昨夏は実現しなかったが、今夏本当にバルセロナは動くのだろうか。

この話題に対し、スペイン『MARCA』はもうグリーズマンはバルセロナの構想に入っていないと否定している。昨夏とは補強ポイントが変わってきているからだ。バルセロナが前線で最も手をつけるべきはFWルイス・スアレスの後継者問題で、グリーズマンはこの要求に合っていない。

フランクフルトFWルカ・ヨビッチ、セルタFWマキシ・ゴメスといったところがバルセロナの補強リストの上位にいると考えられており、スアレスの後継者にグリーズマンとの考えはないようだ。同メディアはバルセロナのグリーズマンに対する興味は冷めたと伝えており、昨夏ほど熱心ではない。

スアレスの後継者と言っても、スアレスはまだトップレベルでプレイできる選手だ。来季もリオネル・メッシ、ウスマン・デンベレとの3トップは継続されるはずで、グリーズマンとてスタメンが保証されるわけではない。ここに大金をつぎ込む必要もないだろう。

仏『L'Equipe』はグリーズマンがチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で敗退したことのショックから移籍を考慮するのではないかとも伝えていたが、これはあり得る話だろう。アトレティコはリーグ制覇を果たした2013-14シーズンからメンバーも変わってきており、グリーズマンが将来に疑問を抱いても不思議はない。ただ、バルセロナ移籍の可能性はそれほど高くないと考えられているようだ。

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