アメリカでのシーズン開幕まであと10日 開幕投手の決定状況は?

2019年のレギュラーシーズンは明日、東京ドームで行われるマリナーズ対アスレチックスの一戦で幕を開ける。さらに、アメリカ本土でのレギュラーシーズン開幕は10日後に迫っている。すでに多くのチームが今季の開幕投手を指名しており、そのなかにはルイス・セベリーノに代わって開幕投手を務めることになった田中将大(ヤンキース)の名前もある。ここでは各球団の開幕投手の決定状況をチェックしてみよう。

ア・リーグ東部地区は全5球団が開幕投手を決定。オリオールズはアレックス・カッブ(初)、レッドソックスはクリス・セール(5度目)、レイズは昨季のサイ・ヤング賞受賞者であるブレイク・スネル(初)、ブルージェイズはマーカス・ストローマン(2度目)、そしてヤンキースは右肩の故障により戦線離脱を余儀なくされたセベリーノに代わって田中(4度目)が開幕投手を務める。

ア・リーグ中部地区はインディアンスとタイガースを除く3球団が開幕投手をすでに発表している。ホワイトソックスはカルロス・ロドン(初)、ロイヤルズはブラッド・ケラー(初)、ツインズはホゼ・ベリオス(初)。インディアンスはコリー・クルーバーとトレバー・バウアーの争いとなっており、タイガースはオープン戦の成績から判断する限りでは、ジョーダン・ジマーマンとマット・ムーアの争いとなりそうだ。

ア・リーグ西部地区はエンゼルス以外の4球団が開幕投手を決定。アストロズはジャスティン・バーランダー(11度目)、アスレチックスはマイク・ファイアーズ(初)、マリナーズはマルコ・ゴンザレス(初)、レンジャーズはマイク・マイナー(初)が開幕投手に指名されている。また、エンゼルスは新加入のマット・ハービーが有力候補となっているようだ。

ナ・リーグ東部地区も全5球団がすでに開幕投手を発表。ブレーブスはフリオ・テーラン(6度目)、マーリンズはホゼ・ウーレイナ(2度目)、メッツは昨季のサイ・ヤング賞受賞者であるジェイコブ・デグロム(初)、フィリーズはアーロン・ノラ(2度目)、ナショナルズはマックス・シャーザー(4度目)が開幕投手に指名されている。

ナ・リーグ中部地区はレッズを除く4球団がすでに開幕投手を発表している。カブスはジョン・レスター(8度目)、ブリュワーズはヨーリス・チャシーン(3度目)、パイレーツはジェイムソン・タイオン(初)、カージナルスはマイルズ・マイコラス(初)。レッズはタナー・ロアークとアンソニー・ディスクラファーニがオープン戦で好投を続けており、開幕投手の座の行方に注目が集まっている。

ナ・リーグ西部地区は全5球団の開幕投手が未定の状況。ただし、ドジャースは昨季まで8年連続開幕投手のクレイトン・カーショウが開幕戦に間に合わないことを明らかにした。ダイヤモンドバックスはザック・グレインキー、ロッキーズはカイル・フリーランドまたはヘルマン・マルケス、ドジャースはリッチ・ヒルまたはウォーカー・ビューラー、パドレスはジョーイ・ルケーシーまたはクリス・パダック、ジャイアンツはマディソン・バムガーナーが有力候補。各球団の指揮官の決断に注目だ。

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