夜の災害、備えて安心 本荘小で避難所開設訓練 住民主導、45分で完了

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夜間の避難所開設訓練で、体育館にシートを広げる参加者たち=熊本市中央区

 熊本市中央区の本荘小で17日、夜間の災害発生を想定し、暗闇の中で体育館に避難所を開設する訓練があった。市によると熊本地震後、市内で住民主導の夜間避難訓練をするのは初めて。

 本荘校区防災連絡会(伊藤康行会長)主催。昨年4月に昼間の避難訓練をした際、「夜の災害には対応できるのか」などの意見が出たため計画した。

 約160人が参加し、日没後の午後6時40分から訓練スタート。住民らは倉庫から運んだ発電機を起動し、体育館内に設置した電球を点灯させた。

 避難者が過ごす場所にはブルーシートを敷き、伊藤会長が表計算ソフトで作成した避難状況表を使って区域ごとの人数を確認。訓練開始から45分で、約120人の受け入れを終えた。

 参加した住民は「思ったよりスムーズだった」「災害の際の動き方が分かった」などと訓練の成果を実感。消防士でもある伊藤会長は「今後も訓練を繰り返し、いざというときにスムーズに避難所を開けるようにしたい」と話していた。(山口尚久)

(2019年3月19日付 熊本日日新聞朝刊掲載)