日本時間3月19日 オープン戦の主なトピックス

日本時間3月19日、メジャーリーグではオープン戦12試合が行われた。ここでは、そのなかから注目選手の活躍や注目すべきシーンをピックアップしてお伝えする。

【フィリーズ1-4カージナルス】
カルロス・マルティネスの戦線離脱に伴い、先発5番手争いに名乗りを上げているカージナルスのダコタ・ハドソンが5イニングを投げて被安打4、奪三振8、与四球1、無失点の快投を披露。オープン戦の防御率を1.72とし、開幕ローテーション入りに大きく前進した。カージナルスは2回裏にタイラー・オニールの5号ソロで先制し、5回裏にはポール・ゴールドシュミットがカージナルス移籍後初アーチとなる1号2ランを放って2点を追加。7回裏にはポール・デヨングのタイムリーでリードを4点に広げた。フィリーズは9回表にカージナルス5番手のジョーダン・ヒックスから内野ゴロの間に1点を返すのが精一杯だった。

【オリオールズ14-1タイガース】
中盤以降にオリオールズ打線が爆発。5回以降に14得点を奪い、逆転勝利を収めた。オリオールズは、1点ビハインドの5回表にジョナサン・ビヤーとトレイ・マンシーニの連続タイムリー三塁打など7安打を集中して6点を奪い、逆転に成功。7回表にドワイト・スミスの1号2ランなどで3点、8回表にジェイス・ピーターソンとザック・ビンシーの連続タイムリーなどで3点、9回表にもアンドリュー・スーサックのタイムリー二塁打などで2点を追加し、終わってみれば18安打14得点の大勝となった。タイガースは初回にニコラス・カステヤーノスの1号ソロで先制したものの、投手陣がことごとく打ち込まれた。

【ヤンキース7-4ブレーブス】
ヤンキースの開幕投手に内定している田中将大が、ブレーブス打線を相手に5イニングを投げて被安打2、奪三振7、与四球2、失点1の好投を披露。オープン戦2勝目をマークした。初回を三者凡退に抑えた田中は、4回裏にニック・マーケイキスに1号ソロを被弾したものの、この試合の失点はこの1点だけ。三振と内野ゴロを量産する本来のピッチングを展開し、開幕に向けて順調な調整ぶりをアピールした。ヤンキース打線は2回表にルーク・ボイトの4号ソロなどで3点を先制。5回表にはアーロン・ジャッジのタイムリー三塁打などでリードを6点に広げ、試合の行方を決定付けた。

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