東山天皇即位式の版画展示、大津

代替わりの様子伝える

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江戸時代の東山天皇の即位式を描いた版画。中央が天皇が鎮座する「高御座」(大津市歴史博物館提供)

 江戸時代の東山天皇の即位式(1687年)を描いた版画が、大津市の園城寺法明院で見つかり、市歴史博物館で19日、展示が始まった。延暦寺の僧覚深(1637~1707年)が儀式の様子を書き加えており、同博物館は「代替わりを生々しく伝える史料」としている。5月12日まで。

 版画は縦約65センチ、横約120センチ。鮮やかに彩色され、天皇が鎮座する「高御座」を前に宮家の人々や高級官僚が集う様子が描かれている。人名や参加者の動作も細かく書き込まれており、東山天皇については「灌頂(密教儀式)の後、紫宸殿の高御座へおいでになった」などと記していた。