有毒ハイイロゴケグモと卵か 大和・中央林間小で発見

発見されたハイイロゴケグモと思われるクモと卵(大和市教育委員会提供)

 大和市教育委員会は19日、市立中央林間小学校(同市中央林間9丁目)の敷地内で、神経毒を持つハイイロゴケグモとみられるクモ1匹が見つかったと発表した。

 市教委によると、4年の男子児童が18日午前、昇降口水飲み場付近で、体長1センチ程度のクモと、朝礼台の裏側にその卵とみられる固まりを発見し、担任教諭に伝えた。養護教諭が捕獲し、昆虫図鑑を参考に特定外来生物に指定されているハイイロゴケグモと特徴が似ていることから周囲に殺虫剤を散布したという。

 ハイイロゴケグモはかまれると周囲がかぶれたり、程度が重いと頭痛が起きたりする。昨年も市内の別の小学校で2度発見されている。市教委は19日、市内の小中学校に不容易に触らないなど注意喚起の連絡をした。

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