十次教え初の卒業生 感謝胸に福祉の道へ

学位記を手に、児嶋理事長(右)と談笑する西山さん(中央)と小松さん=19日午前、延岡市・九州保健福祉大

 木城町の社会福祉法人・石井記念友愛社(児嶋草次郎理事長)の児童養護施設出身者を対象に、延岡市の九州保健福祉大などが学費を免除する奨学制度「十次記念奨学制度」を、初めて活用した学生2人が19日、同大学を卒業した。2人とも児童指導員として4月から児童養護施設に勤務する。「支えてくれた全ての人たちに感謝したい。施設で育った経験を強みに変えて社会貢献していきたい」と張り切っている。

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