語っても、語っても尽きない魅力!「英国男優を愛でる会」が開催

語っても、語っても尽きない魅力!「英国男優を愛でる会」が開催

今や自国の作品のみならず、ハリウッド映画でも大活躍の英国の男優たち。これまで、「SHERLOCK/シャーロック」(2010年~)や「刑事ジョン・ルーサー」(10年~)、「マクマフィア」(18年)など、注目の英国男優が出演するドラマの数々を放送してきたAXNミステリーは、“英国男優の魅力を上から下まで語り尽くす”トークイベント「英国男優を愛でる会」を3月13日に東京都渋谷区にある「東京カルチャーカルチャー」で開催、約100人のファンが駆けつけた。

今回のイベントに登壇したのは、英国映画に精通し、俳優のベン・ウィショーとトム・ハーディがお気に入りだというジャーナリストの萩原麻里さん、若手よりもイケオジ俳優が好きなイラストレーターの諏岸(すぎし)さん、そして、BBCスタジオズジャパンでセールスを担当する木下美雪さんという、英国男優や英国ドラマを愛する3人の女性。彼女たちの口から男優の名前が出るたびに客席から歓声が上がり、会場は英国男優愛で一体となっていた。

映画「007 スカイフォール」(12年)や「リリーのすべて」(15年)などに出演したベン・ウィショーが大好きだという萩原さん。04年に取材で訪れたホテルで偶然ベンを見かけ一目でファンになってしまったという。以来、ベンに注目してきたが、「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~」(09年)で19世紀の詩人、ジョン・キーツを繊細にロマンチックに演じたベンと、「007 スカイフォール」でカーディガンに眼鏡でQを演じたベンには特に心を奪われたとか。そのベンは1960年代の英国で起きた事件をドラマ化した「英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件」(18年)で、80年代から活躍するヒュー・グラントと共演。自由党の党首だったジェレミー・ソープと元恋人の男性モデルの愛憎をユーモアを交えて描いた本作について萩原さんは「2人が面白がって演じているところがいい。ベンがすねて、ヒューがなだめるというシーンが多くて、それを見ているだけで、もう…(笑)」とツボを突かれている様子だった。

一方、青春時代から50歳以上のベテラン男優に引かれているというイラストレーターの諏岸さんは、特にオジサマたちの困り顔が好きなのだとか。加齢とともに顔に情報が増えていくところもたまらないらしく「このシワの1本1本にドラマを見出してしまう」とご満悦。好きな俳優としてアラン・リックマン、コリン・ファース、ビル・ナイなどを挙げ、「英国紳士には圧倒的なブランド力がある。日本の小説やドラマにも英国紳士にインスパイアされたキャラクターが数多く登場している」と、その影響力を分析した。

男優を好きになるきっかけは役柄だという木下さんは「刑事ジョン・ルーサー」のイドリス・エルバのファン。イドリスが演じるルーサーは、「渋くて色気があって、いつも着ているツイードのコートも似合っている。イドリスは声もいいですよね。何といっても、ピープル誌で“最もセクシーな男性”に選ばれていますから」と絶賛。また、「無人島で一緒にサバイバルするなら、イドリスがいい。とにかく何とかしてくれそう」と言う木下さんに対し、萩原さんは「無人島に連れていくなら、英国出身ということを忘れられているジェーソン・ステイサムか、トム・ハーディかな」と答えていた。

イベント後半にはAXNのホームページで募ったアンケートを基にした“好きな英国男優”ランキングを発表。1位はベネディクト・カンバーバッチ、2位はコリン・ファース、3位はヒュー・グラントという順位に。1、2位は納得の結果ながら、3位になったグラントの息の長さには3人も感服。「若い頃はピンと来なかったけど、『英国スキャンダル』を見てグッと来ました。シニカルなところが好きです」と、そのイケオジぶりを諏岸さんも認めていた。また、カンバーバッチが好きな理由として、「シャーロック役がすてき」「クールなオンとおちゃめなオフのギャップに萌える」「いつも話題にしているから、親戚のように感じる」などが挙がっていた。

【番組情報】


「刑事ジョン・ルーサー(シーズン5)」
AXNミステリー
4月20日 午後6:00~(全2話・一挙放送)

「英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件」
AXNミステリー
4月20日 午後10:00~(全3話・一挙放送)

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