離島・沼島で80キロ級イノシシ捕獲、親世代は初 南あわじ

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捕獲されたオスのイノシシ=南あわじ市沼島(地域おこし協力隊提供)

 海を渡って入ったとみられるイノシシによって農作物被害などが出ていた兵庫県南あわじの離島・沼島で18日夕、80キロ級のオスのイノシシが捕獲された。これまで子どもは捕まえていたが、親世代の捕獲は初めて。

 沼島にはもともとイノシシはいなかったが、数年前から農作物の被害が続出。淡路島本島から海を渡って上陸したとみられていた。昨年8月に生後数カ月の子どもを初めて捕まえて以降、今年1月までに計10匹を捕獲したが、いずれも昨春に生まれたとみられる子どもだった。

 18日夕、地域おこし協力隊員が沼島の山中に仕掛けたくくりわなの様子を見に行き、発見。灘地区の猟師らも駆け付けて仕留めた。猟師らによると、今回捕獲したオスは年齢4~5歳とみられ、体重は約80キロ。1月の発情期前は体重100キロにもなっていたとみられる大物だった。

 被害が出始めた時期を考慮すると、沼島で最初に生まれた世代とみられる。足跡の違いや昨シーズンの子どもの数から、メスはまだ2匹以上いるとみられる。メスは4~5月にも再び子どもを産む可能性があるといい、今後も捕獲を進めるという。(高田康夫)