3歳児保育料の無料化条例案否決 早島町議会 待機児童解消が優先

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 岡山県早島町議会は19日の3月定例会本会議で、町内の幼稚園・保育園に通う3歳児の保育料を4月から一部無料化する条例改正案を否決した。国が10月から3~5歳児の保育料を無償化することを踏まえ、「待機児童の解消を優先すべき」との意見が大勢を占めた。

 本会議での討論では「早期の負担軽減を期待する保護者は多い」と賛成する意見も出たが、反対する議員は、4月1日時点で町内では6人の待機児童が見込まれることを指摘し「補助が先行すると入園需要が高まって状況の悪化も懸念される」などと述べた。採決では反対8、賛成1で否決された。

 町は現在、4、5歳児の保育料について、町内平均額(月1万9千円)まで負担している。2019年度は3歳児を加え、拡大分として約840万円の補助を想定していた。

 閉会後、中川真寿男町長は取材に対して「切れ目ない子育て支援の実現に向け提案したが残念。対応を検討する」と話した。

 本会議では、47億6400万円の19年度一般会計当初予算案など23議案を原案通り可決、閉会した。