【大学受験2019】私大の公募推薦、志願者数が18%増

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2019年度 国公立大「センター試験を課さない推薦入試」志願者・合格者動向

2019年度大学入試では、私立大公募推薦の志願者数が前年比18%増加したことが、旺文社教育情報センターの分析結果より明らかになった。一般入試の合格者絞り込みによる難化を極度に警戒した「超安全志向」が最大の要因だという。

旺文社の月刊誌「螢雪時代」編集部は、2019年度の推薦入試とAO入試の実施結果を調査・集計した。調査締切日は2018年12月25日。集計対象は、国公立大は90校(志願者数約1万9,000人)、私立大は137校(志願者数約25万3,000人)。

国公立大のセンター試験を課さない推薦入試は、志願者数が前年比1%減少した。内訳は、国公立大が5%減少、公立大が1%増加。その要因は、推薦入試よりAO入試に導入の重点が移ったことや、公立大のセンター試験を課さない推薦入試の実施学部数が増えたこと、安全志向から公立大への志望変更などがあげられるという。合格者数は前年並み(国立大4%減、公立大2%増)、倍率も、国立大2.5倍、公立大2.2倍で2018年とほぼ変わらなかった。

私立大の公募制推薦入試は、志願者数が前年比18%増加。また、指定校推薦の志願者も前年比8%増加した。公募制推薦が大幅に志願者数を増やした最大の要因は、一般入試の合格者絞り込みによる難化を極度に警戒した「超安全志向」だという。「より早く確実に」合格を決めたい意識が強まったようだ。特に学科試験中心・併願可能な推薦が主流の京阪神地区では、私大専願者が殺到し、前年比21%増となった。

一方、合格者数は全体でほぼ前年並みのため、私立大の公募推薦全体の倍率は、2018年の3.3倍から2019年は3.9倍へと増加。首都圏(1.9倍→2.1倍)に比べ、京阪神(4.0倍→4.8倍)で倍率が大幅に増加した。

工藤めぐみ