NASCAR第5戦:トヨタのカイル・ブッシュが圧倒して2連勝。NASCAR通算200勝を達成

©株式会社サンズ

 モンスターエナジーNASCARカップは3月17日、第5戦フォンタナが行われ、カイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)が前戦に続いて優勝を飾り、NASCARトップ3カテゴリ通算200勝を達成した。

 シリーズ第5戦となるフォンタナ戦はカリフォルニア州フォンタナにあるオートクラブ・スピードウェイを舞台に争われた。

 前戦の第4戦でカップシリーズ、エクスフィニティシリーズ、トラックシリーズの累計通算勝利数を199としていたカイル・ブッシュは、この週末もカップとエクスフィニティの2レースに出場。先に行われたエクスフィニティでは2位に終わったため、カップ戦での優勝に期待がかかった。

 レースは1周2マイル(約3.21キロ)のオーバルコースを60周、60周、80周の3ステージ合計200周で争われ、予選ポールポジションのオースティン・ディロン(シボレー・カマロZL1)、2番手のケビン・ハービック(フォード・マスタング)を先頭に幕を開けた。

 4番手からスタートしたカイル・ブッシュは序盤からペースを上げ、12周目にはトップに浮上して速さをみせる。

 ステージ1はチェッカーまで残り4周というタイミングでディロンがタイヤトラブルに見舞われてイエローコーションが導入され、デニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)を先頭に残り1周でリスタートされる。

NASCAR第5戦フォンタナを走るカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ/右)とデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ/左)

 このリスタートで2列目アウト側につけていたカイル・ブッシュは、前を走るハムリン、リッキー・ステンハウスJr.(フォード・マスタング)を交わしてターン1でトップに浮上する。

 すると直後にステンハウスJr.が他車と接触してスピン。ふたたびイエローコーションとなり、このままカイル・ブッシュがステージ1を制した。

 インターバルを経て行われたステージ2はイエローコーションが出ない展開となり、好調なカイル・ブッシュがペースを発揮。2位に約6秒の大差をつけてトップチェッカーを受けている。

 このまま独走でカイル・ブッシュがステージ3も制するかと思われたが、ステージ2~3のインターバルでピットインした際、カイル・ブッシュは速度超過のペナルティを受けてしまい、18番手までポジションを落としてしまった。

 しかし、カイル・ブッシュはステージ3スタートと同時にペースを上げて反撃開始。わずか8周でトップ10圏内に駒を進めると残り50周の時点で6番手まで挽回してみせる。

 その後はライバルと異なるピット戦略を採ったため、チェッカーまで残り40周を切った161周目にトップへ浮上。直後にイエローコーションが出されたため、ポジションをひとつ落としただけで最後のピット作業を完了した。

 レースは残り32周で再開されると、カイル・ブッシュはリスタートから5周後の残り27周目で前を走るジョーイ・ロガーノ(フォード・マスタング)をイン側からオーバーテイク。トップの座を奪い返した。

 トップに再浮上したカイル・ブッシュは徐々に後続との差を広げて、最終的に2秒以上のギャップをつけてトップチェッカー。前戦フェニックスに続きシーズン2勝目、自身通算53勝目のカップ戦勝利を手にした。

 この勝利ではカイル・ブッシュは3シリーズ通算200勝も達成。内訳はカップシリーズが53勝、エクスフィニティシリーズが史上最多の94勝、トラックシリーズが53勝となっている。

 チェッカー後、カイル・ブッシュは「ナンバーワンのドライバーになった気分さ」と喜びを爆発させた。

「今日ドライブしたカムリは最高のマシンだったよ。今日サーキットに来てくれたファンに最高のショーをお見せできたと思う」

「今日達成した200勝という数字は、僕にとってはいろいろな意味のある結果だし、僕を支えてくれているチームスタッフにとっても大きな意味のあるものだ。ジョー・ギブス・レーシングの全スタッフが全力を尽くしてくれた証だよ」

 2位はロガーノ、3位はブラッド・ケゼロウスキー(フォード・マスタング)とフォード陣営が続いている。シボレー勢はカート・ブッシュ(シボレー・カマロZL1)の6位が最上位だった。

 2019年のモンスターエナジーNASCARカップ第5戦は3月24日、バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイで開催される。