2軍調整中の西武内海「葛藤しながら」順調に回復 「間違いなく上がっている」

西武・内海哲也【写真:安藤かなみ】

左前腕部の軽い肉離れで2軍調整「GOサインが出たら、パッと行けるように」

 左前腕部の軽い肉離れで2軍調整を続けている西武・内海哲也投手が20日、西武第二球場で練習を行った。前日からキャッチボールを再開した左腕は「今の段階では痛みはない。(医師の)GOサインが出たら、パッと行けるように」と確実に復帰に向けて歩みを進めている。

 同じ轍を2度踏むことはない。巨人に在籍していた2015年。キャンプから好調を維持したまま迎えたオープン戦で登板した際に「ぶちっと言いました」と、同じ左前腕部に違和感を覚え、肉離れと診断された。「前腕が張っていたのを騙し騙しやっていて、無理をしていた」と当時のことを振り返る。そのシーズンは結局5試合のみの登板となってしまった。

「前回は急いでしまって、結局、遠回りをした。今はトレーナーに手綱をひかれている状態です。(自分では)“もうちょっとできる”と思っていても、手綱をひいてもらっている方がいいのかな。葛藤しながらやっていますよ」と過去の経験も踏まえる内海。「状態は間違いなく上がっている」と力強く話していた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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