GT-Rとクルリンが共演 ファン拡大に期待 伊勢原市

GT-Rに乗るクルリンのデザイン(伊勢原市提供)

 伊勢原市と日産自動車テクニカルセンター(厚木市岡津古久)は、伊勢原市の公式イメージキャラクター「クルリン」と、日産の名車や最新のスポーツカーを組み合わせたイラストデザインを作成した。市はこれまでクルリンの多様なデザイン約240点を作ってきたが、企業との共同制作は初。市の公式ホームページで公開し、自由にダウンロードできる。

 デザインには、「ハコスカ」の愛称で知られるC10型スカイラインや、最新のGT-R、新旧フェアレディZの4台を使用。クルリンが車に乗ったり、車の前でポーズをとったりする計8点をそろえた。大山名物「大山こま」の帽子をかぶったクルリンの愛らしい姿が目を引く。

 日産の技術開発拠点である同センターの敷地の一部が市内にあるほか、伊勢原に住む社員も多く、イベントでも連携している縁などがあって企画した。

 同社のR&D総務・企画統括部は、市内の新入生に贈る交通安全のグッズにデザインを活用する予定。担当者は「イベント開催を知らせるチラシにも使っていきたい」としている。

 市広報戦略課によると、今回のデザインは、会員制交流サイト(SNS)のプロフィル画像での活用が目立つという。同課は「日産車とクルリン双方のファンに喜んでもらえるデザインに仕上がった。互いのファンの拡大につながってほしい」と期待している。

 問い合わせは、同課電話0463(94)4711、内線4150。

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