川崎育ち、味わって 麻生区役所で特別ランチ

第1弾の「かわさきそだちランチ」。メニューを変え、毎月提供される=川崎市麻生区のレストランあさお

 川崎市の麻生区役所内にある「レストランあさお」で19日、地場野菜を使った特別メニューの提供が始まった。毎月19日の「食育の日」に合わせ、同区が同店と大型農産物直売所セレサモス麻生店の協力で企画。身近な場所で栽培された野菜を意識して食べることで、地域の農業や自然、食文化に理解を深めてもらう。

 「かわさきそだちランチ」と銘打ち、同日は和風若鶏とシイタケの野菜炒め(スープ・ライス付き)を600円(税込み)で提供。市内産のシイタケやキャベツ、ブロッコリー、人参などがふんだんに使われた。

 同店の對比地(ついひじ)治夫会長(82)は「この時期のシイタケは肉厚でおいしく、春キャベツは甘い。旬の野菜を少しでも多く味わっていただけるよう、家庭でも作れる料理を提供していきたい」と話した。

 同ランチはメニューを変えながら原則毎月19日に提供する(土日水曜日の際は前日)。初日のこの日は、区役所内で食育や地産地消をテーマにしたパネル展示のほか、農産物直売会も開催された。

© 株式会社神奈川新聞社