「よくやった、私の女の子!」

フィギュア・ロシア勢活躍、タラソワさんも興奮

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太田清

47NEWS編集長

太田清

47NEWS編集長

共同通信社入社後、広島支局、大阪社会部、外信部、経済部、ベオグラード支局、モスクワ支局、ローマ支局などを経て2016年より現職。イトマン事件、阪神大震災、コソボ紛争、ユーゴ空爆、モスクワ劇場占拠、アフガン紛争、ギリシャ財政危機、東日本大震災などを取材。

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タチアナ・タラソワさん

 さいたま市のさいたまスーパーアリーナで20日、開幕したフィギュアスケートの世界選手権は女子SPで、平昌冬季五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(ロシア)がほぼ完ぺきな演技で全選手中唯一80点台を超える自己ベストの82・08点で首位発進した。浅田真央選手など多くの優秀な選手を育成、現在は政府系テレビ、第1チャンネルのコメンテーターとして、いつも熱のこもった解説をしているロシアの名コーチ、タチアナ・タラソワさんはこの日もコメンテーターとして観戦。 

 スポーツニュースサイト、スポルト24などによると、審判がザギトワ選手の演技後にジャンプをビデオでチェックしている様子を見て「審判に良心があればいいのに」といら立ちながらも、「よくやった、私の女の子! 彼女は滑ってジャンプして回転して、すべてをやった。ありがとう、アリンカ(ザギトワさんの愛称)。何て素晴らしい滑りなの。本当にほっとした」と興奮した様子でザギトワ選手をほめたたえた。 

 一方で、今シーズンは不本意な成績が続き、世界選手権の代表選考でも最後までファンをやきもきさせたエフゲニア・メドベージェワ選手についても4位に食い込んだ演技を受け、「会場は総立ち、みながジェニカ(メドベージェワさんの愛称)を愛している。愛することになるわ」と感極まった様子。  

 「今日は少しスピードがなく、連続ジャンプの回転も足りなかった。練習では全く問題なかったのに、直前のウォーミングアップで少し神経質になっていた」と得点をさらに伸ばせなかったことを残念そうに語りながらも「この2人がお互いの競争を通じて女子フィギュアへの関心を高めてくれたのを忘れてはいけない。世界が女子フィギュアをこれだけ見るようになったのは2人のおかげ」と、これまでのメドベージェワ選手らの功績をたたえることも忘れなかった。 (共同通信=太田清)