アストロズが球宴三塁手・ブレグマンと5年1億ドルで契約延長へ

関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、アストロズはオールスター三塁手のアレックス・ブレグマンと5年1億ドルで契約を延長することで合意に至ったようだ。この契約は、1年前にホゼ・アルトゥーベが手にした5年1億5100万ドルの契約延長に次いで、アストロズ史上2位タイの高額契約となる。なお、アストロズはまだ今回の契約延長を正式に発表していない。

現在24歳のブレグマンは、メジャー3年目となった昨季、各部門で自己最高かつチーム最高の成績を残し、自身初となるオールスター・ゲームに選出された。打率.286、51二塁打、105得点、31本塁打、103打点、96四球、OPS.926と各部門で素晴らしい成績をマークし、球団史上最年少でシーズン30本塁打をクリア。また、ア・リーグMVPの投票では5位にランクインした。

今月はじめ、アストロズは年俸調停前の最終年を迎えたブレグマンと年俸64万500ドルで契約を更新。今回の契約延長は、年俸調停期間の3年間(2020~2022年)とフリーエージェント期間の最初の2年間(2023~2024年)をカバーするものとなる。これによりアストロズは生え抜きの主力4選手のうち2選手(アルトゥーベとブレグマン)との契約延長を完了させたことになり、2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなるジョージ・スプリンガー、2021年シーズン終了後にフリーエージェントとなるカルロス・コレアへの処遇にも注目が集まっている。

アストロズは今季終了後にジャスティン・バーランダー、ゲリット・コール、コリン・マクヒュー、ウェイド・マイリーと先発4本柱全員がフリーエージェントとなるものの、バーランダーとコールはアストロズとの契約延長に前向きな姿勢を示している。アルトゥーベとブレグマンに加え、スプリンガー、コレア、バーランダー、コールらとの契約延長が実現すれば、ア・リーグ西部地区においてアストロズの天下はもうしばらく続きそうだ。

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