前回王者ながら昨年のワールドカップでグループステージ敗退という憂き目にあったドイツ代表。
先日、ヨアヒム・レーフ監督はトーマス・ミュラー、マッツ・フメルス、ジェローム・ボアテングに構想外を言い渡した。一方、マヌエル・ノイアーについては「私のNo.1だ」として、引き続き招集している。
とはいえ、バルセロナ守護神マーク=アンドレ・テア・シュテーゲンを推す声も多い。
ここでは、『sportskeeda』による「ノイアーも代表から除外されるべき3つの理由」を見てみる。
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ノイアーの年齢と怪我による危機
彼がクラブと代表にもたらしてきたインパクトは決して軽視できないものだ。ワールドカップとUEFAチャンピオンズリーグを獲得し、この6シーズンに渡り最強守護神として君臨し続けてきた。
だが、この2年はフィジカルコンディションがベストだったことはなく、怪我の頻繁については考慮しなければいけない。
故障明けほぼぶっつけ本番で挑んだ昨夏のワールドカップでもフィットネスに苦しみ、好調時とはほど遠い出来だった。バイエルンも彼の不在が響き、CLでレアルに屈している(昨季)。
また、32歳という年齢も考慮すべきだ。GKとしてはまだまだ問題ないだろうが、構想外となった3選手よりも年上である。
もしレーフ監督が本当に将来を見通したいと思っているのであれば、ノイアーはそこにいないはずだ。
ノイアーの低調ぶり
ノイアーがそのキャリアを通じて、常に素晴らしいキーパーだったという事実は否定できない。
だが、最近はその力が落ち込んでいる。この5シーズンと比べて、今季のパフォーマンスはよくない。
まだワールドクラスのGKとしてのスタッツは維持しているが、かつての標準からすれば落ち込んでいるのは明らかだ。
また昨季は怪我のためにほとんどプレーできなかった。もう以前の姿ではなく、ドイツが今求めている“答え”は彼ではないかもしれない。
テア・シュテーゲンの好調ぶり
もうひとつの理由は、バルサ守護神であるこの男の一貫したハイパフォーマンスだ。
この数シーズンに渡り、テア・シュテーゲンは並外れたプレーを見せてきた。すでに欧州最高のキーパーのひとりとしての地位を確立している。
さらに、ビッグゲームでもその真価を発揮してきた。落ち着き、自信、ディストリビューションも特筆に値する。また、まだ26歳と若い。
もしレーフ監督が将来のことを本当に考えたいのであれば、彼のためにノイアーをどかすことを考慮すべきだ。