迫る 県議選 平成最後の戦い・7 南島原市区(定数2) 無投票なら市初めて

 3期目を目指す中島浩介、前市議会議長で新人、中村一三の自民2人が出馬への準備を進めている。旧町合併で誕生した南島原市区では、過去3回の本選はいずれも選挙戦が繰り広げられた。無投票なら新市発足後、初めてになる。
 加津佐町を地盤とする中島は地元を中心にミニ集会を精力的に重ねるなどし、「基盤整備や後継者問題の対策など基幹産業である農漁業の支援が重要」と持論を展開する。2月に市議を辞職した中村は、現職の自民市議らと地元の南有馬町以外も奔走。旧町時代も含め議員経験は通算約22年だが、「あくまで新人。少子高齢化対策など県政の面から役に立ち、恩返ししたい」とし、浸透を急ぐ。=文中敬称略=

◎立候補予定者

 ▼南島原市区
中島 浩介 52 自現(2)
中村 一三 66 自新

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