「人はわかりきれないもの」…精神科医が教える「共感の方法」

©ジグノシステムジャパン株式会社

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。3月20日(水)の生放送は、サプライズウィークとしてたかみなに代わり、詩人で小説家の最果タヒさんがパーソナリティを担当。精神科医でミュージシャンの星野概念さんをゲストに迎え、「共感力」について伺いました。

星野概念さん(右)とパーソナリティの最果タヒさん

星野さんは、医者、ミュージシャンなど異色の経歴の持ち主で、マルチな才能を発揮しています。最近では、いとうせいこうさんとの共著「ラブという薬」(リトルモアブックス)を発表しました。

この本では、患者としてカウンセリングに通ういとうさんと、主治医・星野さんとの診療の模様が対談形式で書かれています。

最果さんはこの本を読んだそうで、「対話スタイルで書かれていて、本のテーマである対話すること、相手の話を聞くことの大切さを実感した」と感想を口にすると、星野さんは「そういうお話を聞くと、(本を)出してよかったって思いますね」とうれしそう。

同書では、対話するためには「傾聴と共感」が必要だと書かれていますが、「前提として、人って(他人のことを)わかりきるのは無理だと思う」と星野さん。

「全く同じ環境で育って、同じ出来事がないと、その人のことってわかりきれない。だから前提として『理解しきれないこと』をわかっていないと、共感は難しい。でも、ちょっと難しいんですが、理解しきれないと諦めつつ、それでも諦めない気持ちが大事」と言います。
まずは解像度(相手に対する理解度)が低い状態で向き合い、話を聞きながら情報を引き出して(=傾聴)、徐々に解像度を高くしていくと共感しやすくなるそうです。そして、その都度「こういうことですよね」と共感を示すことが大切とも。

相手にレッテルを貼ると、「この人はきっとこうだから」という偏見が生まれがち。「共感という言葉に縛られないほうがいいのかもしれない。わかった気にならないのが大事」と星野さん。最果さんは「そう考えると気持ちが楽になる。共感という言葉のせいで、コミュニケーションが苦手になっている部分もあったのかな」と納得した様子でした。


【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2019年3月28日(木) AM 4:59 まで

スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。


【番組概要】
番組名:高橋みなみの「これから、何する?」
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:高橋みなみ
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/korenani
番組SNS:
LINE=@korenani
Twitter=@KoreNaniTFM
Instagram=korenanitfm