九州南部・奄美、中国地方で“春一番”

 午前中の中国地方に続き、午後は九州南部・奄美でも「春一番」が吹いたと発表があった。昨年に比べて、中国地方の春一番は35日遅く、九州南部・奄美は16日遅い観測となった。

21日正午の天気図

 日本海の低気圧に向かい、西日本は南寄りの風が流れ込んだ所があり、気温もかなり上昇した。午後4時半までの最高気温は、島根県益田市25.6℃、鳥取県米子市24.2℃、宮崎市24.8℃などとなっている。

 また、鹿児島県枕崎市で午前7時22分に南15.5メートル、鳥取市で午前9時20分に南22.2メートルの突風を観測した。

21日午後3時の西日本気温分布

 今年は、2月4日に北陸で、発表開始の1999年以来、最も早く春一番を観測している。また、2月19日には九州北部(山口県を含む)と四国で、関東でも今月9日に春一番が吹いた。

 なお、春一番は、立春から春分までの期間としているため、年によっては発生しないこともある。

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