伊勢原新名物、ご意見募集 23、24日にお披露目

「伊勢原うまいものお披露目会」のチラシを手にする職員=伊勢原市役所

 伊勢原の新たな名物作りを目指す「伊勢原うまいものお披露目会」が23、24の両日、神奈川県伊勢原市小稲葉の柏木牧場で初開催される。市内の生産者や飲食店経営者でつくる「伊勢原うまいもの遺産創造委員会」が主催し、特産であるフキのつくだ煮「きゃらぶき」入りのパンや、大山とうふを練り込んだドーナツなど、地元の素材を生かした試作品が並ぶ。来場者の意見を参考に今後の開発に生かす。

 両日とも市内のベーカリーやイタリア料理店などが参加、きゃらぶきを使ったチョコタルトとパン、大山とうふを練り込んで焼いたパンとドーナツ、地元産野菜のピザなどを試食できる。23日は13店舗、24日は10店舗がテントを並べる。

 人気商品を作るため、来場者向けにアンケートを実施。味や香りの感想や改善点などの意見を募る。各店では2019年度以降の商品化に向けて、その声を参考にして開発を進める。

 またイベント会場となる同牧場に、市は伊勢原の特産品や土産物の販売促進に向け、市内48事業者のヨーグルトや卵、果物など約70品目を選んで昨年創設したブランド制度「日本遺産のまち 伊勢原うまいものセレクト」の常設販売ブースを設置。お披露目会に合わせて23日にオープニングセレモニーを行う。

 23、24の両日とも、地元産青ミカンのジュースなど「うまいものセレクト」の商品を試飲食できるコーナーも設けるという。

 23日正午からは、おしるこ限定100食を無料で振る舞うサービスもある。市商工観光課は「新商品作りのヒントとなる意見をいただきたい」と期待。「新たな名物を作ることも含め、伊勢原のうまいものを楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

 入場無料。両日とも午前9時半~午後3時半。問い合わせは、同課電話0463(94)4711、内線2130。

© 株式会社神奈川新聞社