日本代表と対戦!コロンビア代表、世界有数の才能を持つ5人の怪物

22日に国際親善試合で日本と対戦するコロンビア代表。

今回はクアドラードが外れ、アリアス、オスピナ、キンテーロの3名が負傷によって離脱したがそれでも世界に名だたる選手たちが来日している。

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両者は昨夏のワールドカップ以来の対戦となるが、今回は最近になってサッカーを見始めた方々のために改めて、同チームで怪物と呼べる選手たちをご紹介しよう。

ファルカオ

所属クラブ:モナコ(フランス)

まずはこの男、コロンビア代表のエースであり主将を務めるファルカオだ。

ブラジルの伝説的な選手ファルカンの名を与えられた少年は10代の頃からその才能を轟かせ、ポルト、アトレティコ・マドリーでゴールを量産した頃には「世界最高のストライカー」の一人にも数えられた。

2014年ワールドカップ前に重傷を負って本大会欠場を余儀なくされ、その後も復調に時間を要したが、一昨シーズン辺りから調子を取り戻し、昨夏は念願のワールドカップに出場した。

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愛称は虎。32歳になりかつての爆発力は落ちたが、その動きの質や駆け引きにおいてはストライカーを志す選手たちの完璧な“教材”となっている。ちなみに野球好きでそのレベルはプロを目指すほど

ハメス・ロドリゲス

所属クラブ:バイエルン(ドイツ)

天才的な閃きと機械のような精密さを併せ持ちながらさらに容姿端麗という完全無欠のアタッカー。

2014年ワールドカップで22歳にして「10番」を与えられ大会6ゴール4アシスト、母国を最高成績となるベスト8に導いた英雄は大会後にレアル・マドリーへ。「メッシ・ロナウド時代」が続くサッカー界の新たなスター選手として絶賛された。

その後はケガや離婚、セクシーすぎる恋人とのゴシップ報道などでやや停滞し現在はレアルからバイエルンに貸し出されている状況だが、今なお世界を代表する選手であることには違いない。

昨夏のワールドカップは大会前に負傷したため日本戦は途中出場にとどまった。今回の一戦はその借りを返す時だ。

ジェリー・ミナ

所属クラブ:エヴァートン(イングランド)

現在のコロンビア代表にはムリージョ(バルセロナ)、ダビンソン・サンチェス(トッテナム)と世界的なセンターバックが揃うが、“怪物”というなら彼を挙げておきたい。

昨年バルセロナと契約を結んだもののわずか半年でエヴァートンへ完全移籍した24歳は、想像を絶する生い立ちを持つ他、サッカーを始めた頃はGKでその後ボランチを経てセンターバックへ転向したという変わり種だ。

195cmという長身を生かした空中戦の強さは世界屈指。昨夏のワールドカップでは3得点を記録したが、これはDFとしての最多タイ記録であった。

ちなみにジェリーという名前は漫画『トムとジェリー(Tom and Jerry)』からとったものだそう。なんでも彼の母親が大好きだったという。

ジェフェルソン・レルマ

所属クラブ:ボーンマス(イングランド)

ウィルマル・バリオスと共に新生コロンビア代表の中盤の核となりそうなのがレルマだ。

国内での活躍が評価されてリオ五輪に出場し、その後スペインのレバンテと契約を結んで渡欧。翌年にA代表へ初選出されると、昨年はワールドカップに出場し、大会後にプレミアリーグのボーンマスへ2500万ポンド(およそ35億円)で移籍した。

かつて筆者がコロンビアの国内リーグを観ていた頃、ある試合で其処彼処に顔を出しやたらボールに絡む選手がいたが、それがレルマだった。そんな彼は今や“怪物的”な運動量の持ち主として広く知られる。

変化を付けられるような選手ではないが、実はフリーキックを蹴ることもでき標準的な技術も備えている。

ドゥバン・サパタ

所属クラブ:アタランタ(イタリア)

今コロンビアで誰よりも脂が乗っている選手といえば彼をおいて他にいないだろう。

今季のセリエAで8試合連続ゴールを含む17ゴールを決め、ファビオ・クアッリャレッラ、クリスティアーノ・ロナウド、クリシュトフ・ピョンテクと熾烈な得点王争いを演じているのがこのサパタである。

強烈なフィジカルとスピードを兼ね備える屈強なストライカーで、特にコンタクトプレーに絶大な力を発揮し、ボールを収めれば岩のように固い。

才能を買われながらなかなか開花せず27歳にして代表での実績はまだ浅いが、勢いと恐ろしさは彼が一番だ。

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