苗木など300種1万点 長崎 25日まで春の植木市

 植木や苗木、盆栽、花苗などを展示販売する「春の植木市」(古賀植木園芸組合主催)が21日、長崎市松原町の市植木センター前広場で始まった。組合員らが丹精込めて育てたツツジやハナモモ、カイドウなど300種約1万点が並んでいる。25日まで。

 400年の歴史がある古賀植木。期間中は、植木のオークション(24日午後3時)や園芸相談、同センターで開かれている盆栽講座の受講生の作品展がある。組合員がガイドをする「植木の里散策」(23、24日午前10時と午後1時、参加費500円)も予定している。

 毎年植木市を楽しみにしているという同市大手町の松尾修さん(78)は「数年前に買ったツバキやツツジは庭で育てています」と笑顔。久保田哲雄組合長(60)は「春先は気温や気候の観点でも、基本的に植木に最も適した時期と言える。幅広い年齢層の人に古賀植木を知ってもらいたい」と話した。

苗木や花苗を物色する来場者=長崎市植木センター前広場

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