【MLB】イチローの“ラスト”に敵軍も総立ち 敵将は「どれだけ尊敬されているかの証」

交代時にベンチ前で同僚に迎えられるマリナーズ・イチロー【写真:Getty Images】

2003、04年にマリナーズを率いたメルビン監督「彼に対して大いなる敬意」

■マリナーズ 5-4 アスレチックス(21日・東京ドーム)

 アスレチックスのボブ・メルビン監督は、21日の「2019 MGM MLB日本開幕戦」第2戦で“最終戦”を終えたマリナーズのイチロー外野手に改めて敬意を示した。

 イチローは8回の守備にいったんついてから交代を告げられ、ダグアウトに戻った。客席に手を挙げながら戻ると、アスレチックスベンチに向かって会釈し、胸を叩く仕草などを見せた。

 メルビン監督は2003、04年とマリナーズを指揮。04年にメジャー記録の262安打をマークしたイチローとは、今でも固い絆で結ばれている。

 試合後の会見でメルビン監督は「目を見張るほど素晴らしい選手。私もチームも、彼に対して大いなる敬意を持っている」と改めて敬意。さらに、イチローが交代する際に会釈を交わしたことについては「互いに大きな敬意を抱いている。対戦相手からスタンディングオベーションを受けるのは、その選手がどれだけ尊敬されているかの証。他のチームでも同じことをしただろう」と話した。(Full-Count編集部)

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